映画「千と千尋の神隠し」には、他のジブリ作品と同様に様々な都市伝説があるとされています。そこで、この記事では選りすぐりの10選をご紹介していきます!
「千と千尋の神隠し」を観るなら要チェック!
↓ ↓ ↓
\ TSUTAYA DISCASは動画配信で取り扱いのない作品も観れる!/
下記リンク先にて、千と千尋の神隠しや他のジブリ作品を、無料でDVDレンタルできる方法を解説しています。宜しければご覧ください。

【千と千尋の神隠し】都市伝説まとめ!怖いネタを含む10選がヤバい!
千尋の両親がブタになった理由
引っ越し先へ向かう途中、森の中の奇妙なトンネルを通る事となった千尋一家。その先には無人の街が広がっており、散策する中で飲食店を発見する。
店内には美味しそうな料理が並べられており、店員がいない事から、両親は後で会計を済ませれば良いと、無断で料理に手をつけてしまう。
しかし、両親が食べた料理は、疲れを癒す為に湯屋である油屋を訪れていた八百万の霊々に用意された物だった。その事が逆鱗に触れ、豚のように食い散らかしていた様から、両親は罰を受けて、人間から豚になってしまっていた。
カオナシの意味とモデルになった人物について
神では無い事から、湯屋の油屋に入る事が出来ず、いつも太鼓橋に佇んでいるカオナシ。そんなカオナシを油屋に招き入れた事から、千尋はカオナシから好かれる事となる。
製作当初は重要なキャラクターでは無く、ハクと千尋があぶに向かう際に橋の上に、ただ立っている存在であった。
結果的に準主役とも言えるキャラクターになった経緯を持つカオナシだが、宮崎駿は誰の心にも存在するとして語っている。油屋に入りたいが受け入れてもらえずにいる。
そんな時、手を差し伸べてくれた千尋。好かれようとして砂金を差し出そうとするが断られ、怒りを感じてしまう。そんなカオナシの姿は、現代の人間にも通じるものがある。
誰もが皆んな自分という人間を認めて欲しい、良かれと思ってした事が受け入れず、どうすれば良いのかわからなくなってしまう。
カオナシには成長して行く過程でぶつかる、葛藤が描かれているように感じる。鈴木敏夫によって、米林宏晶がモデルとあるとされていた。後に米林本人が、後付けであるとその事実を否定している。
油屋と湯女リンの秘密について
油屋の浴槽は仕切られており、個室の作りとなっている。VIP対応という理由もあるが、それぞれの客に対して湯女が背中を流すなどの特別なサービスを行う為である。
湯女とは湯屋で働く下働きの少女を意味している。外見年齢は14歳くらいで、人間のような外見だが、人間ではないとされており、好物はイモリの黒焼きである。
湯屋で働く自分の運命を呪っており、いつか海の向こうの街に行く事を夢見ている。その為、湯婆婆に対する忠誠心などは無く、湯婆婆や上司であるハクなどに対してもタメ口を使っている。
坊の声を担当していた俳優について
坊の声を担当していたのは、この作品で声優デビューとなった当時8歳の神木隆之介である。神木といえば、子役として数々の話題作に出演し、今尚人気のある俳優である。
この作品で声優デビューを果たした後、「サマーウォーズ」「君の名は。」など話題作の声優を務め、声優アワードの男優賞を受賞している。
現在28歳の神木は、2020年5月19日より、デビュー25周年の記念プロジェクトを指導する事を発表している。芸能活動25周年とは、まさにベテランとも言える領域である。今後の活躍がますます楽しみとなる俳優の一人である。
電車の場面は、銀河鉄道の夜のオマージュ?!
この作品で電車が登場するシーンと言えば、ハクを救う為に銭婆の家に行く為、千尋は海原電鉄の電車に乗車する。カオナシと千尋が並んで座っているシーンは、何とも印象的である。そんな電車の場面が、銀河鉄道の夜にオマージュしているとの噂がある。
銀河鉄道の夜といえば、宮沢賢治の代表作のひとつとされており、孤独な少年ジョバンニが、友人カムパネルラと銀河鉄道の旅をする物語である。見比べてみると車内の様子など、似ていると感じる点が多々ある。
銀河鉄道の夜は、作者の死により未定稿となっており、様々な解釈が行われている。その為、派生作品が数多く生まれており、千と千尋の神隠しに取り入れられた可能性は大いにあると言える。
千尋が湯婆婆の問題に正解できた理由とは?
両親を救う為、湯屋で働き始めた千尋だったが、元の世界に戻る条件として湯婆婆の問題に正解しなければいけなかった。その問題というのは、集めた豚の中から両親を言い当てろという問題だった。
湯婆婆が意地悪をして、全頭を従業員のダミーとしていたのにも関わらず、千尋はこの中に両親がいない事を見事言い当てた。何故、そんな事が出来たのか。
油屋に来た当初の千尋だったら、まんまと湯婆婆の策略にはまって不正解となっていただろう。油屋で様々な経験を積む事で、千尋は成長する事が出来、湯婆婆の考えを読む事が出来たのではないだろうか。
その後について
人間の姿に戻った両親と再会をした千尋は、両親と共にトンネルを抜けて、元の世界へと戻る。そして、異世界での記憶は失われ、千尋の一家は車に乗って、引っ越し先へ向かうところで物語は終わる。
幻のラストシーンとされているのが、銭婆に貰った髪留めが変わっている事に気がつき、千尋が不思議な表情を浮かべているところから物語は始まる。引っ越し先に到着し、両親が作業に追われる中、千尋は1人周辺を散策し、綺麗な小川を見つける。
そこは龍神がいたとされる小川で、元の世界でもハクに見守られているというところで物語は終わる。
行き止まりにあった不思議なトンネルについて
トンネルを潜り抜け、不思議な世界へと足を踏み入れた千尋達だったが、実はそのトンネルは臨死体験をした人達の多くがみる、天国へ向かうトンネルだったとの噂がある。
千尋達は、車の事故に遭い、瀕死の状態であった。そして、異世界で生死を彷徨っていた千尋達だったが、様々な試練を乗り越えて、生きる道へと戻る事が出来たとされている。その話を裏付けるかのようにトンネルの変化についての指摘もある。
最初トンネルを通った際は色が赤かったが、遠ざかって行く中、石造りに変化していった。これは何を意味しているのか、死者と神々の世界へ誘い込む為の演出だったのではないかという意見も出ている。
実は裏設定があった?!
見た目がそっくりな双子の姉妹である湯婆婆と銭婆だが、当初の銭婆は、背が高くて、痩せ型で、魔力も金力も強いとされていた。また湯婆婆については、やや卑屈な表情でコンプレックスを抱えているという、2人共悪役という設定となっていた。
宮崎駿の構想では、中盤に千尋が湯婆婆を倒した後に、黒幕の銭婆が現れて戦うというアクションが組み込まれていたという。しかし、枠内での時間に収まらないとの事から、カオナシが準レギュラーのような存在となる、大幅な変更が行われていた。
作品に込められたメッセージとは?
千と千尋の神隠しは、宮崎駿の友人の10歳の娘を喜ばせたいという思いが制作のきっかけとなったとされている。10歳前後の年齢の女子に映画を送り届けたい、そんな思いから生まれたこの作品。
物語を読み解いていくと、実に深い内容が様々なシーンに隠されている。宮崎が少女達に伝えたかった事とは、欲望に突き進んだ結果、哀れな末路を辿る大人の姿や、奮闘し日々成長していく少女の姿を見せて、この先の未来には様々な出来事が待っている。
それをどう乗り切るかにより、人生が変わっていくと言う事を伝えようとしたのではないだろうか。また、千尋の母親と湯婆婆の対照的な2人の母親を見比べさせる事で、映画を観ている少女達が親となった際、どう我が子の成長を見届けていくのかという質問も投げかけられているような気がする。
少女から大人になるまでの成長過程で起こり得る出来事が、物語の中には含まれているのではないだろうか。
「千と千尋の神隠し」を観るなら要チェック!
↓ ↓ ↓
\ TSUTAYA DISCASは動画配信で取り扱いのない作品も観れる!/
下記リンク先にて、千と千尋の神隠しや他のジブリ作品を、無料でDVDレンタルできる方法を解説しています。宜しければご覧ください。

関連記事
「千と千尋の神隠し」に関連する記事を、別の記事でも取り上げています。宜しければご覧ください。