この記事では、映画「千と千尋の神隠し」には、未公開のラストシーンがあるということで、この記事ではその真相について迫っていきます！
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映画「千と千尋の神隠し」のラストシーンに関する考察
通常のラストシーン
ハクの正体が、自分が幼い頃に落ちた川である事に気がついた千尋。千尋から川の名前を告げられた事により、ハクは自分の名前を取り戻す。翌朝、臨時休業している油屋に戻ったハクは、湯婆婆に千尋と両親を解放するようにと訴える。
従業員達もハクの意見に賛同し、湯婆婆は集めた豚の中から、両親を言い当てる事が出来たら自由を与える約束をする。豚達を真剣に見つめる中、千尋は、この中に両親がいない事を見事見抜く。契約書は消滅し、千尋は自由の身となる。
従業員に祝福されながら油屋を後にした千尋は、異世界と人間界の境界へと辿り着く。見送りに来たハクは、トンネルを通り抜けるまでは、振り返ってはいけない事を伝える。そして、2人は再会を約束して別れ、千尋は人間に戻った両親と共に元の世界へと戻る。
異世界の記憶を失う千尋だったが、銭婆に貰った紫の髪留めだけは、そのまま身につけられていた。そして、千尋の一家は、車に乗って引っ越し先へと向かうのだった。
幻とされるラストシーンについて
引っ越し先へと向かうところで、物語の幕は閉じたが、この話には幻のラストシーンがあるとの噂がある。そのシーンは映画のエンディング後に流れたと言う。
通常のラストシーンの続きとなる話で、身に付けていたはずの髪留めが、別の物へと変わっている事に気がついた千尋は、理由が分からずに困惑する。そんな中、引っ越し業者が既に到着している事を知った千尋の母親は、夫に対して文句を言う。
引っ越して先に到着した両親は、遅れられると困ると業者から注意を受けてしまう。両親が引っ越しの準備に追われる中、千尋は1人周辺を散策する。
そんな中、短い橋が架かった小川がある事に気がつく。何かに惹きつけられるように橋から、川を見つめる千尋だったが、ハッと何かに気づいた様な表情を浮かべる。
この小川は、ハクの生まれ変わった姿で、ハクは再会するとの約束を守っていたのだ。
結局幻とされるラストシーンとは何だったのか？
幻とされるラストシーンについては、様々な意見が飛び交っており、真相については不鮮明である。しかし、確かに観たという意見も否定出来ない部分もある。
公開されたとして、何故僅かな期間だけの公開となったのだろうか。その理由には、作り手側の意図が隠されているのかもしれない。千と千尋の神隠しの完成について、宮崎駿は、「10歳の子供のために作ったが、大人の心に触れるものもあると思って作った。」と語っている。
ハクとの再会で終わる結末よりも、この先の物語を自分なりに思い描いて欲しいという思いが込められているのかもしれない。
それは作者が亡くなった事により、未定稿となり、様々な解釈がされている銀河鉄道の夜に通じるのではないだろうか。
実はラピュタにも幻のラストシーンが存在した
ラピュタに幻のラストシーンが存在したとの噂があるが、ジブリ側がいつものジブリ日誌にて、噂についての見解コメントを上げている。
一部で「天空の城ラピュタ」に別のエンディングがあるという噂が流れているようですが、そういうことは一切ありません。
恐らく、アニメーション文庫で出ている小説版に後日談がほんの少し書かれており、また、映画公開後に宮崎さんが描いたイラストには後日談を連想させる物があること。
たとえば「スタジオジブリ作品関連資料集！」の65ページ掲載のイラスト。パズーがオーにソプターに乗ってシータを訪問する様が描かれています。
などから膨らんだ想像が、いつのまにかそういう噂になったのでしょう。このコメントを見る限り、幻のラストシーンは存在しなかったと言えるのではないだろうか。
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