映画「もののけ姫」ではたくさんの都市伝説が存在していて、怖いものまでから意外な説まであるようですが、この記事では合計10個の都市伝説を紹介していきます!
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【もののけ姫】都市伝説10選!
映画もののけ姫ではたくさんの都市伝説が存在しています。深いものから怖いものまでここでは10個の都市伝説を紹介していきます。
タタラ場の舞台はある隔離施設が元ネタ?!
引用元 https://www.ghibli.jp/
現在も施設が残っているタタラ場は島根県の“菅谷たたら”のみで、もののけ姫に登場するタタラ場のモデルとなったと言われている。話の内容を見る限りだと女性たちが武器の材料である鉄を作っている昔の製鉄所の認識を持つ。
作中で包帯を巻いたミイラのような人が、「病者」と名付けられて登場するが彼らはハンセン病患者だったのでないかと言われており実は、「ハンセン病の隔離施設」がタタラ場の元の設定だったのではないかという噂がある。
ハンセン病の主な症状としては皮膚がただれてしまうことがあげられるが、病者のセリフに注目すると「その人はわしらを人として扱ってくださったたった一人の人だ。わしらの病を恐れずに腐った肉を洗い、布を巻いてくれた」と話しているところからもハンセン病の症状を話しているように伺える。また、エボシの庭の奥には寝込んでいる人や包帯でぐるぐる巻きの人が映るシーンも確認できる。
エボシの設定変更の説とは?
引用元 https://www.ghibli.jp/
二つ目にそのタタラ場で登場したエボシについての都市伝説もあるようだ。森を攻撃し壊していくシーンで度々登場するエボシだが最後の方にモロから片腕を噛みちぎられる衝撃的シーンがある。
片腕を無くしながらも村の建て直しに尽力するエボシが印象的だったが、本来はそこで絶命する予定だったということだ。なぜ生き延びる設定へと変更したのか。それは、宮崎駿監督がエボシのキャラクターを気に入っていて途中で死んでしまう設定をやめたとされている。
先ほど触れたタタラ場で病人に対しても分け隔てなく接したり、男女・弱者に対して差別することなく仕事与えたりと平等の社会の設立に尽力する様子のエボシに宮崎駿監督が感情移入していったのではないかとされているのだ。
また、エボシには他にも噂されている設定があり、女性禁制にも関わらず女性たちを買い戻している理由が
エボシ自身が海外に売られ、海賊の頭の妻をしていた経験があり、自分と同じような境遇の女性を助けたかったからだと言われている。
サンとアシタカは事後だった説について
引用元 https://www.ghibli.jp/
最初に、サンとアシタカの出会いは森の洞窟での看病から始まるが、既に2人は大人の関係にあったのではないかという都市伝説が一部ファンの中で存在している。
もののけ姫のプロデューサーが宮崎駿監督に問い詰めたところ照れ隠しのような回答だったことや、作中の添い寝をしていたサンの寝顔に警戒心がないところからもこの都市伝説は濃厚になっているようだ。
実は、サン・アシタカも共に一度死んでいる説
引用元 https://www.ghibli.jp/
シシ神殺しの際にシシ神の首が飛んだあと、森全体がどろどろとした液体に埋め尽くされていくシーンがある。作中では、そのどろどろとした液体に触れると命を落とすという設定でたくさんの人々が命を落としていった。
サンとアシタカはデイダラボッチ化したシシ神に首を返す際にその液体に触れているはずなのに、命を落とすことなく首を返すことに成功し緑豊かな森の中で目を覚ます、という展開になっている。
一度命を落としてしまったものの、生死を操るシシ神の力で2人の命がよみがえり、森やタタラ場もよみがえったとされている。
アシタカの許嫁のモデルとは?
サンとアシタカも物語が進んでいくにつれて仲睦まじい関係に進展していくがアシタカには故郷のエミシ村にいる「カヤ」という許嫁がいたとされている。
カヤと言えば、アシタカが村を旅立つときに駆け寄り、玉の小刀を渡すシーンが印象的だが、その小刀はエミシ村の乙女が“あなたへの心は変わりません”という誓いのしるしとして異性に渡すものだったようだ。
許嫁がいたにもかかわらず、サンに心移りしてしまったアシタカだが実は、モデルがいたとされている。それは、“ジキネ”をとるとアシタカの本名「アシタカヒコ」になることから意宇六社を舞台とした日本神話に登場する生と死の二面性を持っている神様「アヂシキタカヒコネ」であると言われているのだ。
精霊コダマはトトロだった?!
引用元 https://www.ghibli.jp/
シシ神の森は屋久島がモデルになっていることは有名な話だがその屋久島には木霊の森がある。その森で写真を撮ると“白く小さい何か”がたくさん映るという言い伝えからコダマが生まれたそうだ。
コダマが首を振るのはコミュニケーションをとっている会話説や木に宿っている精霊という設定から顔の目と口が気孔のような役割を果たしており、首を振ることで呼吸をしているのではないかという二つの説があるのも有名だ。
さらに興味深いのが、最後シシ神の首が無くなり森の植物たちが死滅していくと同時に、たくさんのコダマの死骸が降り注がれるシーンがあるが、1人のコダマがポツンと映し出される部分がある。
森の再生を表しているというが、「最後に残った1人のコダマに耳が生えてきてトトロへと変化する」と宮崎駿監督もコメントしていることから、コダマはトトロにつながる生物なのではないかという都市伝説が生まれたようだ。
それぞれの年齢をとってみても上記の都市伝説は示しがつく。大トトロは3000年も生きているようだが、もののけ姫は室町時代が舞台となっている。この場合、コダマの年齢は2400~2600歳と推測できるため、その後トトロになったと考えられるのだ。
サンの生い立ちについて
引用元 https://www.ghibli.jp/
まず、サンの仮面のモチーフは縄文人であることだ。宮崎駿監督はサンの仮面を“土面”と呼んでおり、赤くて丸い顔に目と口のような3つの穴があいたサンの仮面は縄文時代の土面によく似たデザインだ。
縄文時代の土面は魔術性の強いアイテムとされておりもののけ姫で縄文人を象徴するシンボルとして採用されたと考えられている。
作品のヒロインであり山犬の娘として育てられたサンだが、実は母親がエボシなのではないかという噂もある。エボシがアシタカにもののけ姫の存在を教えたときに「山犬に心を奪われた、哀れな娘だ」と話しているところやモロが「森を侵した人間が我が牙を逃れるために寄越した赤子がサンだ」と話しているところからも推測することができる。
サンには森の中にタタラ場を切り開くために生贄にされたという設定があると噂されている。そのタタラ場を率いているのがエボシであることや、また、モロもアシタカが森に来た際に「出て行けと」促すもののエボシに対するような態度をとるほどではなくサンを娘のように可愛がり育てている描写もある。
そこから、人間自体を恨んではおらず、エボシに対する憎しみ・恨みの炎がメラメラと立ち込めているからこその行動だと言われている。
モロのしっぽが2本あることについて
引用元 https://www.ghibli.jp/
七つ目はモロについての都市伝説だ。実は生贄に出されていたという悲しい設定を持っているサンを
娘のように可愛がり育てたモロはなぜか尻尾が2本ある。
九尾の狐という狐の妖怪は力を持つたびに尻尾が増えていくといった話や、猫は長生きすると尻尾が二つになり猫又になるという話があるが、上記の話を踏まえて、モロは300年生きていること、山犬一族の大神とされていることからモロの尻尾が2本になっているのではないかという都市伝説もある。
乙事主とモロの関係について
引用元 https://www.ghibli.jp/
実は「乙事主」は宮崎駿監督の別荘がある“長野県諏訪郡富士見町乙事“が名前の由来だそうだが、宮崎駿監督曰く、100年前はモロと仲良くしていたと話していたようで、この話から乙事主とモロは恋仲であったのではないかという都市伝説が生まれたそうだ。
かなり昔の話の設定になっているのは、狼と猪では獲物と天敵の関係だからと言われている。乙事主が死の恐怖から正常な精神を無くし言葉を失い意思疎通が取れなくなってタタリ神となってしまった際には「言葉までも失ってしまったか」とポツリと呟いているところからも上記の都市伝説が生まれた理由と思える。
ジコ坊について
引用元 https://www.ghibli.jp/
ジコ坊といえば、唐傘連の幹部であり、悪役のイメージが強い。その容姿からは想像できないがヤックルと同じ速さで走ることができたり、岩の上を軽々と飛んでいく様子から驚異の身体能力を持っている。
また、作中では自らの危険を犯してまでシシ神の首を狙っていたことでも有名だ。そこまでして狙う理由は、ある権力者に頼まれていたからだと言われている。
権力者が不老不死の力を手に入れようと動くのはよくある話だが、あそこまでの命の危険を伴いながらもシシ神の首を狙うのは裏でかなりの大金が動いていたのだろうと推測できる。
サンの子孫は、あのキャラだったかも?!
引用元 https://www.ghibli.jp/
ラストシーンではサンとアシタカはで別々の場所で暮らすことを決めたが宮崎駿監督は「その後は2人でたまにあっている」とコメントしている。
最後に、2人の間に子供ができ子孫ができているという都市伝説もあるようだがその子孫というのが千と千尋の神隠しの主人公“千尋”ではないかという話も出てきている。
千尋の本名は萩野千尋。作中で千尋は“萩”の字の火の部分を≪犬≫と間違えて書いてしまうのだ。この部分か宮崎駿監督が山犬の子孫へと視聴者を導いているのではではないかとなったようだ。
また、作中でサンが「人間臭い」と言っており、逆に千尋は「人くさい」と言われている。そういったところからも、上記の都市伝説を生んでいるようだ。
さいごに
もののけ姫にはたくさんの都市伝説が存在しているようですが、中には意味が分かれば怖いものもありましたね。この都市伝説を知ったうえで再度映画を見てみるとまた新たな視点に気づくことがあるかもしれませんし、ジブリお得意の?!伏線を貼りながらも曖昧に濁して視聴者の想像に委ねるといった要素が、かえって大きな反響を生むのかもしれませんね!
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