ジブリ作品には、視聴者に対して何かしらのメッセージを投げかける作風が目立つため、特に結末や登場人物の経緯などについてはぼやかしていることが多いように感じられます。
そして、そういった一面が多くの都市伝説を産み出しているようにも感じられます。本記事でご案内するのは、映画「ゲド戦記」の都市伝説についてですが、ゲド戦記でもインパクトのある都市伝説が語られています。
この記事では、そんなゲド戦記の都市伝説として語られている内容をまとめていきます!
【ゲド戦記】都市伝説まとめ
ゲド戦記がきっかけに、宮崎駿監督と息子の間に確執が生まれた説
引用元 https://www.cinematoday.jp/news/N0008483
スタジオジブリ作品である『ゲド戦記』を監督した、宮崎吾朗監督。スタジオジブリにおいて最も有名で力のある宮崎駿監督の実子ということで、作品へ期待や不安の念を抱いたのはファンだけではないはずです。
『ゲド戦記』の原作となった、アーシュラ・K・ル・クヴィン著の小説に宮崎駿監督は強い思い入れを持っていました。それに加えて、宮崎吾朗監督はこの『ゲド戦記』が第一作監督作品ということもあり、両者がより良いものを作りたいと作品の製作がスムーズにいかないことは「やはり」と言っても良いかもしれません。
実際、製作中の激しい口論はあったようです。完成後、『ゲド戦記』を見て、宮崎駿監督の評価はあまり良いものではなく、難しいテーマの原作を扱い苦労を重ねたであろう吾朗監督としては、父親との間に流れる空気感のようなものがよくない方に変わったということは十分あり得る話です・・・
また、そのことを裏付ける根拠として、真相は定かではありませんが、アレンが父親の命を奪ったシーンでは、吾郎監督の深層心理が描写されたものではないか?という説も存在しています。
宮崎駿監督と息子の確執が、炎上商法だった説

https://www.cinematoday.jp/news/N0033951
『ゲド戦記』製作による監督の父子不仲説そのものが炎上商法なのではないかという都市伝説。前作『ハウルの動く城』の評判が低く、これに焦ったジブリ側がしめし合わせて炎上させたのではないか、ということです。
炎上商法が嘘か真か、定かではなくとも宮崎父子の確執を生んだ作品ということで興味を持った人も多かれ少なかれいたに違いません。
実際、作中に登場するアレンというキャラクターが父親を刺し◯してしまうのだから、なかなかにシビアで扱いづらい都市伝説であるのは確かです。ジブリファンはきっと親子で協力してより良い作品を作って欲しいと願っているはずです。
こればかりは手放しで炎上商法であってくれと祈るしかない。しかし、父子不仲であっても、今までもこれからもジブリ作品を愛することに変わりはありませんが・・・
「ホート・タウン」のイラストは、息子への激励の意味のあった?!
引用元 https://www.ghibli.jp/works/ged/#&gid=1&pid=7
映画「ゲド戦記」のホートタウンのイラストは、宮崎駿監督から息子の吾郎監督に対して贈られたものだと言われています。当初、監督に就任することを反対されていたものの、強い意志を持って作品制作に臨んだ吾郎監督に対するはなむけの意味もあったようです。
一説では、確執の噂もありましたが、このようなエピソードを耳にすると微笑ましくなりますね!
ゲド戦記の原作者が激怒した説
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最初は原作そのままにストーリーを進め製作していくはずだったのだが、宮崎吾朗監督の「自分のイメージにそぐわない」という声で、原作を自分の独自解釈に置き換えたストーリーにした結果、原作者が大激怒、反対した、という都市伝説があります。
原作者の反対により、最終的に今の『ゲド戦記』になったとのこと。題名も『ゲド戦記』ではなく『遠い旅の終わりに』というものに変えていたという。題名を聞いただけだと、そんなに悪いものだろうか?とも思えますが、原作者の立場になってみればその大激怒も理解できないことではありません。
実際、自分が考えた物語なり脚本なりが他人に全く違うものに変えられて世に出されてしまえば、それはまた別の作品になってしまうので、よりよい作品を産み出そうとするクリエイター同士の想いが、マイナスな方向に進んだ結果なのかも
原作版とジブリ版との違い
原作版とジブリ版との違いについて、別の記事にて取り上げてます。宜しければご覧ください。
【ゲド戦記】都市伝説まとめ!原作者が激怒、宮崎親子の確執、テルーとゲドの関係がヤバい!
ゲドとテナーの関係について

アレンを助けたゲド(ハイタカ)とテルーを引き取り一緒に暮らすテナーという女性の関係について。映画をみていると、友人のようにも恋人のようにも、はたまた夫婦のようにも受け取ることができます。
実際映画では、二人がどういう経緯で知り合ったのか、どういう関係であるのかはっきりと明かされることはなく終わったが、やはり友人にしては親密すぎるようにも見受けられます。
『ゲド戦記2』の製作も噂されるなか、この二人の関係値も物語の中で関わってくるのではないかという声もあるので、もしも『ゲド戦記2』の制作の話があるのならば、ゲドとテナーの関係や過去などが知れるかもしれません。
しかし、過去のジブリ作品を遡ってみれば分かることですが、今現在出ている作品の中でディズニー作品のように「2」や「続編」を扱ったものはないので信憑性の薄い噂のようですね・・・
クモのモデルになった人物がいた!
視聴者に対して大きなトラウマを残した「クモ」には、モデルになった人物がいました。詳しくは、別の記事にて解説していますので、よろしければご覧ください。
【ゲド戦記】怖いクモの正体と最後がトラウマ級にヤバい!性別や声優もまとめて解説!
テルー役の声優が、人気ドラマの主題歌を担当していた!
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「ゲド戦記」公開当時は新人だった手島葵さんが、実は2021年の人気ドラマ「天国と地獄」の主題歌「ただいま」を歌っていました!
引用元 手島葵YouTubeチャンネル
物語のラスト辺りで流れていましたが、ドラマの世界観とマッチしていて印象的な曲でしたが、まさか手島葵さんの曲だとは気づきませんでした・・・
ラストで陸が彩子からそっと身を引いたシーンのような切なさが、この曲からひしひしと伝わってくるような感じがしますね。
手島葵に要求した内容がヤバい?!
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当時、新人だった手島葵さんは、アフレコに苦戦していたようで、悩みながらの作業となっていたようです。そのなかでも首を絞められる場面で苦しみもがく描写がうまくできなかったため、監督から実際に首を絞められながら行ったというウワサがあります。
真相のほどは定かではありませんが、リアリティを追求した結果とはいえ、「そこまでやるのか」と思わずにはいられないエピソードです・・・
ゲド戦記と同じ公開日にジブリから提供された作品があった?!
引用元 https://www.ghibli-museum.jp/outotori/news/000827.html
アニメ作品「王と鳥」は、1980年に公開されたフランスのアニメ映画ですが、高畑勲や芝山努、宮崎駿がこの作品に対して感銘を受けたと言われていて、「ルパン三世・カリオストロの城」では影響が垣間見られるとも言われています。
実は、ジブリなどによって2006年7月29日に、ミニシアターを中心に公開されたという実績がありました。
「ミノノハシ」は他のジブリ作品にも登場している!
謎の生物「ミノノハシ」
この水の中に飛び込んだ小動物は「ミノノハシ」と呼ばれています。当時、色指定の担当者が本物のミノノハシの色を知りたいということで、演出助手の須藤さんに資料探しを依頼しました。⇨続く pic.twitter.com/Cis4RYuugN— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) January 15, 2016
ゲド戦記に登場する謎の生物・ミノノハシは、実はラピュタやナウシカにも登場していると言われています。
本作にもミノノハシが登場します(画像1赤枠)。地味ですが宮崎作品最多登場キャラで、初出は「シュナの旅」(画像2)で、「天空の城ラピュタ」(画像3)、漫画版「風の谷のナウシカ」第7巻(画像4)にも登場します。#もののけ姫 pic.twitter.com/WO3XJo3JCO
— キャッスル (@castle_gtm) October 26, 2018
ジブリ作品では、ちょっとした小ネタなのか、
- 例えばラピュタに登場したロボット兵と思われるものがカリオストロの城に登場
- ナウシカのキツネリスがラピュタにも登場
- ナウシカの巨人兵とラピュタのロボット兵のデザインが似ている→庵野秀明氏がデザイン
という具合に、サブキャラを他の作品に登場させるなどといった遊び心をちらつかせてくれます。
さいごに
これまでのジブリ作品でも、争いごとをテーマにした作品はあったので、ジブリらしさはあるものの、それでも「ゲド戦記」にはどこか過激さを感じられる要素があったのですが、この記事に取り上げた都市伝説を見ることで、より納得するのか、それとも飽くまでもストーリーの構成上で必要だった要素なのかを考えるきっかけになるかもしれませんね。
どう判断するのかは、あなた次第ですが・・・