ジブリ映画には、これまで多くの都市伝説が語られてきましたが、「風立ちぬ」にも視聴者の想像力を膨らませるかのような都市伝説があります。
この記事では、映画「風立ちぬ」について語られている都市伝説についてまとめていきます!
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風立ちぬの物語は、そもそも菜穂子の幻想だったという説。
引用元 https://www.ghibli.jp/
この映画は、宮崎駿監督が「モデルグラフィックス」誌上にて発表した原作漫画「風立ちぬ」が原作となっており、この作品の題名「風立ちぬ」は堀辰雄の同名の小説に由来しているとされている。
この映画は、実在した人物である堀越二郎の半生を描いたものであり、菜穂子の幻想だったという説だという噂については、あくまでも噂だというように感じる。
スタジオジブリの長編作品として、実在の人物がモデルとなったのは今回が初めてであり、後に神話と化した零戦を作り上げた飛行機の設計技師の堀越二郎をベースとして、同時代を生きた文学者である堀辰雄のエッセンスを取り込んでいる。
この映画は約30年にわたる堀越二郎の半生を描いた壮大な物語となっており、この映画の主役は、やはり堀越二郎であり、菜穂子の視点から描かれた物語であるとは考えづらいのではないだろうか。
映画のサブタイトルに「生きねば。」と描かれている事からも、どんな状況下であっても生きて行こうという姿が感じられ、そう決意しているのが二郎自身のように感じる。つまり、この事から二郎の目線で物語が進んでいっていており、この物語が菜穂子の幻想だったというのは考えにいくのではないかと感じる。
【風立ちぬ】意味がわからないラストシーンを考察!菜穂子が最後に伝えたかった内容とは?
堀越二郎の研究していたUFOは存在していたのか?
引用元 https://www.ghibli.jp/
主人公である堀越二郎は、パイロットになる夢が閉ざされた事をきっかけに、飛行機の設計者という道を歩み始める。東京帝国大学で航空学を学び、大学卒業後は三菱に入社している。
入社当時から将来を期待する声が上がっており、上司の黒川の推薦を受け、ドイツへと留学する事となった。当時最先端の沈頭鋲を用いたり、逆ガルウィングを提案するなど、留学先でもその能力を遺憾なく発揮していた。
そんな二郎が真剣に研究していたのが、空飛ぶ円盤であるUFOである。そもそも何故、二郎がUFOに興味を持ったかというと、実業家であるアメリカ人のケネス・アーノルドの発言がきっかけだった。
アーノルドが自家用機を操縦していた際、9機の三日月型UFOと遭遇していたのだ。アーノルドは遭遇したUFOについて、「円盤が水切りで跳ねているようだった」と話している。
この件に関してアメリカ空軍は、アーノルドが疲労とストレスにより錯覚を起こしていたと考えていた。しかし、二郎はこの件を独自に調査し始める。航空学を学ぶ者としてUFOの話は、二郎にとってとても興味深い話だったのだろう。
その研究成果を12個の仮説として、ノートに書き記したのだが、何とアメリカ空軍の見解と一致していた。世界各国でUFOの目撃に関する情報が寄せられているが、UFOの謎は未だ解明されていない。
錯覚だろうと考える、アメリカ空軍の気持ちも理解出来るが、UFOは実在していたと考える方が、夢があって良いのではないだろうか。
UFOが存在するしないは、本人の考え方次第であり、二郎があると信じてノートに書き綴っていたならば、UFOは存在していたと考えても良いのではないだろうか。以上の点を踏まえて、二郎が研究していたUFOは実在したものだと考えられる。
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菜穂子の死や「来て」というメッセージに込められた意味とは?
引用元 https://www.ghibli.jp/
当初、宮崎駿監督が考えていた映画のラストは、全く異なるものだったと言われている。宮崎が考えていたラストは、3人共死んでいる設定にしようとしていた。
この3人というのが菜穂子、カプローニ、二郎である。それ故、菜穂子が二郎に「生きて」と伝えた言葉は、「来て」という言葉となるはずだったという。この背景には、絵コンテを上げなければという宮崎の焦りがあった。
いろんなペンディング事項があったが、とにかく絵コンテを形にしなければという追い詰められた状態で作品を仕上げる中、一旦冷静になって仕切り直しをしたという。
その時に最後の草原は一体どこなんだろうという疑問が頭をよぎり、これは煉獄であると仮説を立ててみたそうだ。カプローニも堀越二郎も亡くなって、そこで再会しているんだろうと考え、菜穂子は「迷わずにこっちに来なさい」という役で出て来ると考えたようだ。
そんな事を考えているうちに頭がこんがらがり、仮説の考えをやめることにしていた。この「生きて」「来て」を巡っては、二郎役の庵野秀明も疑問を抱いたようで、「来て」という言葉が菜穂子の口から出る事に違和感を感じていた。
「来て」という言葉が使われた場合、死んで終わりというラストとなってしまう事が、納得出来ずにいたのだ。庵野の言う通り、「生きて」という言葉にした方が、暗い終わり方とならずに良いと感じる。
この「生きて」の言葉により、映画のサブタイトルである「生きねば。」の言葉も意味を成すものとなる。菜穂子の天国からのメッセージは、二郎に生きる希望が与えられ、より感動する終わり方となったように感じる。
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宮崎駿監督の引退説に関する噂
引用元 https://toyokeizai.net/articles/-/369699
実在の人物をモデルとした事で注目を集めた「風立ちぬ」だが、もう一つ注目を集めた理由がある。それは、宮崎駿監督が長編アニメ制作から引退を表明したからだ。
宮崎といえば、過去にも引退すると言い、現場へと戻って来た過去がある。今回もそうなのではという考えが、頭に浮かんだ人も多くいるのではないだろうか。
しかし、今回の宮崎の決意は固く、「今回は本気です。」と会見で述べている。宮崎の引退表明会見については、海外メディアも注目しており、会場となったホテルにはフランスやイタリアなどからも駆けつけていた。
いかにジブリ作品が海外の人達にも愛されているかと感じた瞬間である。引退について子供達からやめないでという声もあるという事を伝えられた宮崎は、私達が作ってきた映画を観れば何か伝わってくるかもしれないと答えている。
また引退する理由として、長編作品の制作期間について話している。今回の「風立ちぬ」については、「ポニョ」制作から5年もかかっており、宮崎の年齢、体力的な面を考えても、とても大変だった事がわかる。
この先、新たな作品を作ろうとしても制作期間を考えれば大変辛いものがある。そして、宮崎は、自身の長編アニメーションの時代が終わったと感じていた事も今回の引退表明の引き金となったのかもしれない。
宮崎が引退を正式に決めたのは、「風立ちぬ」の試写会の直後だったとされている。共に仕事をする鈴木プロデューサーは、今回の宮崎の引退表明を聞き、今回は本気だなというのを感じ取っていたようだ。
若い時だったら絶対に止めていたが、今は「ご苦労様でした。」という思いが強いようだ。名監督が引退する事に寂しさを感じるが、次なる世代へのバットンタッチだと考えて、鈴木プロデューサー同様にお疲れ様でしたと宮崎に伝えたい。
宮崎の志しを受け継ぐ、次なる世代の者達が、良い作品を作ってくれる事に期待をしたい。さて、引退を表明した宮崎だが、やりたい事がすでに頭の中にあるようだ。しかし、会見の場では語られる事は無かった。
一体何をやろうとしているのだろうか、その答えとなるのかもしれない情報が入ってきた。引退を表明していた宮崎だったが、「君たちはどう生きるか」で再び監督として復帰する事が決まった。
引退撤回については宮崎自身否定しており、あくまでも引退中である事を強調していた。宮崎は、そう話しているが、アニメーションに対する熱意は変わらず、生涯現役の監督だと感じた瞬間であった。
さいごに
ジブリ映画は、どこか視聴者に訴えかけるようなメッセージを残していますが、「風立ちぬ」でも同じようにメッセージを残している印象を受けます。
菜穂子についていうと、人の死というのは悲しいことではあるけれども、決して暗い締めくくり方ではなく、ポジティブに「生きる」ことに対して背中を押すようなそんなメッセージを残しているようにも感じました。
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