映画「猫の恩返し」には、今思うと豪華なキャスト陣が声優を務めていたのでビックリします。そして、実は大泉洋さんや安田顕さんも出演していたそうですが、どんな役だったのでしょうか？そして、キャスト陣についてひどいというウワサもあるようですが・・・・
この記事では、映画「猫の恩返し」の声優キャストについて解説していきます。
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※この情報は、2021年8月19日時点のものです。現在では情報が異なる可能性があるため、最新の情報はTSUTAYA DISCASウェブサイトにてご確認ください。
映画「猫の恩返し」登場人物/声優キャスト＆猫の名前をまとめて解説！
【吉岡ハル役/池脇千鶴】
引用元 https://www.ghibli.jp/
吉岡ハルはラクロス部に所属する女子高生で、快活な性格である反面、判断能力に欠けた部分があります。彼女は母親・直子との二人暮らしで、クラスメイトのひろみが親友です。
ひろみとの下校時、ハルは一匹の黒猫がトラックに轢かれそうになったのを助けます。その日の夜、猫の行列が彼女の家を訪れ、猫王から感謝の目録を貰います。
ハルが助けたのは、王子のルーンだったのです。翌日、彼女はルーンの妃として、猫の国に連れていかれるのでした。ハル役を務めたのは池脇千鶴で、本作は声優初挑戦となります。
【バロン役/袴田吉彦】
引用元 https://www.ghibli.jp/
バロンの本名はフンベルト・フォン・ジッキンゲンで、普段はドールハウスでの人形として存在しています。彼は異世界相談所・地球屋のマスターで、常に冷静沈着な性格なのが特徴です。
また、剣術の達人でもあり、折に触れてハルの助けとなります。彼女が猫の国に連れてこられた際には、ベネチアンマスクをつけて祝宴にもぐり込みました。
バロンは彼女を安心させ、元の世界に戻るための支援を行います。バロン役を務めたのは袴田吉彦で、声優へのチャレンジは2度目となります。前回はディズニー映画「ダイナソー」で、主役イグアノドンの声を担当しました。
【猫の恩返し】バロンがかっこいい！名前の意味、名言、恋人についてまとめて解説！
【ムタ役/渡辺哲】
引用元 https://www.ghibli.jp/
ムタの本名はルナルド・ムーンで、ふてぶてしい野良猫として人間界を徘徊しています。猫の国では不老不死の存在で、伝説の泥棒として壁画にもなっています。
但し、バロンには頭が上がらず、彼の良きパートナーとして活躍することもあります。ムタは甘いものに目が無く、猫の城ではマタタビゼリー食べたさに瓶の中に落ちてしまいました。
ムタ役を務めたのは渡辺哲です。彼は、1985年の黒澤映画「乱」で映画デビューを果たしました。以降、数多くの映画やドラマに出演しており、ジブリ映画「もののけ姫」やドラマ「ネメシス」などの話題作でも活躍しています。
【ルーン役/山田孝之】
引用元 https://www.ghibli.jp/
ルーンは猫の国の王子で、左右の目の色が異なっています。傲慢な父の猫王と違い、猫としての真面目な生き方を模索しています。ムーンは給仕を務める白猫のユキに恋をしており、行く行くは結婚を考えていました。
彼が人間界を訪れたのも、ユキの想い出の品を探すためでした。そして、「おさかなクッキー」の箱を咥えている時に、トラックに轢かれそうになります。ルーン役を務めたのは山田孝之で、ドラマ「全裸監督」の主演で一躍世界中に名を馳せました。国内では映画「闇金ウシジマくん」シリーズなどで知られています。
【猫王役/丹波哲朗】
引用元 https://www.ghibli.jp/
猫王は逆らう者がいないため、猫の国では傍若無人に振る舞っています。王子のルーンを溺愛しており、ハルをルーンの妃にするため強引に呼び寄せます。
バロンがハルを連れて塔に逃げ込んだ際には、部下の制止を聞かず塔を爆破してしまいました。猫王役を務めたのは、今は亡き個性派俳優・丹波哲郎です。彼は1952年に俳優デビューし、数々の映画やドラマで活躍しました。
【ユキ役/前田亜季】
引用元 https://www.ghibli.jp/
ユキは猫の国で城の給仕を務める白猫です。首にピンクのリボンを着けており、ルーン王子と恋仲にあります。彼女は、子供の頃のハルに「おさかなクッキー」を貰い、それが大好物になりました。
ハルが猫の国にやって来た際には、初対面にも関わらず「ハルちゃん」と呼び掛けています。ユキ役を務めたのは前田亜季で、映画「バトル・ロワイヤル」やNHK連続ドラマ小説「ごちそうさん」などにも出演しています。
【トト役/斎藤洋介】
トトはバロンやムタの仲間のカラスで、昼間は広場に立つ彫像として存在します。ムタとは喧嘩が絶えませんが、仲が悪いわけではありません。
ハルが連れ去られた際には、バロンを背中に乗せて後を追っています。そして、ハルが戻った際には、仲間と共に空から落ちる彼女を受け止めました。トト役を務めたのは斉藤洋介で、ドラマ「家なき子」などで注目を集めました。
【ナトリ役/佐戸井けん太】
引用元 https://www.ghibli.jp/
猫王の秘書として常に冷静沈着なしっかり者。そして、猫王の無茶ぶりにもしっかり対応することができる有能な猫です。声優は俳優の佐戸井けん太さんで、踊る大捜査線の魚住役が代表作。本作が声優としてのデビュー作となりました。
【ナトル役/濱田マリ】
引用元 https://www.ghibli.jp/
猫王の2番目の秘書。ナトリとは対照的におちゃらけたところがあるものの、ハルを猫の国に連れて行くというミッションを遂行させています。
声優は濵田マリさん。かつてはアーティストとしての活動歴もありましたが、その後はナレーターや女優業としても活動しています。
【吉岡直子役/岡江久美子】
引用元 https://www.ghibli.jp/
ハルの母親で、女手ひとつで彼女を育てた人物。職業は、パッチワーク作家。自分で作った料理を自画自賛する茶目っ気ある一面もある。
演じたのは、女優の岡江久美子さんです。TBSのドラマに多数出演していたほか、情報番組「はなまるマーケット」の司会をしていたのも記憶に新しいところ。
本作以外にも声優業としての経験もありましたが、残念ながら2020年に他界しました。
【猫の恩返し】声優キャストには、安田顕や大泉洋も参加していた？！
引用元 https://www.teamnacs.com/
映画「猫の恩返し」には、実は安田顕さんと大泉洋さんのふたりが声優として参加していました。安田顕さんは、ハルのクラスメイトの町田役として、大泉洋さんは国語教師として参加しています。
ふたりともちょい役としての登場のため、よく観ていないと見落としてしまうレベルなので、気づかずにスルーしてしまうかもしれません。
【猫の恩返し】声優がひどいとは？
ネットで「猫の恩返し」について検索すると「ひどい」というキーワードを見かける事があります。そこで、レビューサイトを見てみると、声優キャストが本職の声優ではなく、俳優の配役が目立つためにひどいという意見が目立つようです。
確かに、声優さんの声の演技と俳優さんの声の演技では、迫力が全然違いますからね。お互い演技をするという意味では似たような職業なのかもしれませんが、似て非なるものといったところでしょうか。
近年では、声優ブームの影響なのか、声優さんがドラマに出演するケースが増えましたが・・・
さいごに
「猫の恩返し」は2002年に制作されたということで、2021年時点では19年も昔の作品となります。しかし、ジブリ作品のなかではまだ新しい部類に入ると思われます。
また、声優キャストの多くは俳優陣が目立つ一方で、今は亡き方々も参加しているため、感慨深い作品として印象強いという見方もできるのではないでしょうか？
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