【北の国から】全話フル動画配信はNETFLIXで観れる？視聴する方法を解説！

“田中邦衛さん演じる五郎と、純と蛍が、故郷の富良野で暮らす日々を丁寧に描いた、親子の温かく切ないドラマでした。始めは、純が素直になれず父と息子の気持ちのすれ違いが続きます。

でも、家を直し、水道を引いて電気を作って生活をよくしようとする父や、周りの人達や富良野の大自然の中で、純が成長していきます。同級生が家出をしたり、借金を背負ったり、実の母が来たり、家が燃えてしまったり、さまざまな出来事が起こりますが、五郎が愛情を持って対応していき、心の触れ合いに感動し、涙が出ることも多かったです。

蛍の我慢している健気さも心に残りました。純たちが大人になるまでの特別版も楽しみに見ることができました。

ドラマ「北の国から」を観て、兄妹の関係性の変化が特に魅力的だと思いました。このドラマでは、東京から北海道の富良野にやって来た家族の様子が描かれます。

純と蛍の兄妹は、慣れない富良野での生活に戸惑い、時には喧嘩もしつつ兄妹として和気あいあいと過ごしていきますが、小学生から中学生、高校生へと成長していくにつれて内面の変化もあり、だんだんと距離ができていきます。

大人になっていくにつれて、兄妹の距離感が変わっていくところに切なさを感じながら観ていました。

私が小学生の頃から黒板家を見守ってきました。初恋から始まる少年期から青年期までの純くんの成長、蛍ちゃんの就職、不倫、出産など・・・どこの家庭にもあるような小さな家族の問題を、田中邦衛さん演じる父親の五郎さんが、不器用でも優しく見守ります。

威厳がある父親が少なくなった昨今、多くを語らなくても自分の生き様で子供達を立派に育て上げ、子供たちに家族の大きな愛を伝えた五郎さん、壮大な家族の大きな愛の物語だと感じています。

北の国からの大ファンです。北の国からの面白いところ、とにかく人の汚さとかこの人がこんな風に成長して変わるんだってところが見えるところ。

私は正吉が特に好きなのですが初期は五郎がかなり大人げなかったし、正吉の母に借金を押し付けた時も正吉が可哀想で仕方なかった。それから正吉はかなりイケメンに成長して大好きになりました。

1番泣いたのは98年時代後編。草太が死んでしまい自分を責める純、結婚式でのスピーチはほんとに泣きました。倉本聰は作中で人を簡単に死なせすぎだなあとは思いました（苦笑）

続編は作らないで欲しい、倉本聰さんは正吉と死ぬ設定で続編を考えているらしいので、これ以上は死なせないで欲しいです。

ホタルが嫁に行ってしまう時に、五郎は鮭を持たせて走りながらいつでも帰ってきていいからなと言うシーンがとても印象深く、好きなシーンです。

北の国からを見ていると、ホタルが不倫をしたり、家がなくなり子供が泣いてご飯を食べている時に下げるシーンが、親としての気持ちになり、とても切なく怒りすら覚えることもありました。

新巻鮭を持って謝罪に行くシーンは何とも親の気持ちや、立場として考えると切ないものでした。人生が波乱万丈ではありましたが、元気に前向きな姿がとても好感をもてて、父が大好きな作品の理由が今になってよくわかります。

言葉数は少ないけど五郎の子どもたちへの深い愛情をたくさん感じました。田舎暮らしで不自由なことにたくさん直面しながらも、元気いっぱいに育っていく純と蛍が大好きでした。

純と同世代の私は、幼かった純と蛍の成長についつい自分を重ねて見ていました。身近にありそうなことばかりが描かれていて、それなのにすごく深いメッセージ性を持っている最高のドラマだと思います。。後にも先にもこんなに自分を投影したドラマはありません。