2002年から2016年の14年もの長い間6作品に渡り、ミラジョボビッチ版「バイオハザード」がシリーズ化されて大ヒットを記録したのも記憶に新しいところですが、ゲームとは差別化するためなのか、オリジナル要素の強い作品だったように思います。
しかし、ここにきてゲーム版の1作目と2作目をミックスしたような内容が実写映画化されるということで、正直なところゲームでもリブートされている為、既視感ありまくりな作風になることは否定できなさそうですが、その一方ではどれだけ再現されるのか?ということに注目があつまりそうです^^
この記事では、映画「バイオハザード/ウェルカムトゥラクーンシティ」のネタバレを含むあらすじや感想をまとめていきます!
目次
【バイオハザード/ウェルカムトゥラクーンシティ】ネタバレを含むあらすじ
幼少期のクレアとクリス
時は1998年より過去に遡る。クレアとクリスは、ある養護施設にて暮らしていた。クレアは夜眠れない様子だったが、怪しい生き物が語り掛けてくる様子。
そこで、クレアは自分に語り掛けてくる人物の部屋に向かい、会話をしていた。すると、そこに親代わりで面倒をみてくれていたウィリアム・バーキンがやって来る。
クレアはウィリアムに「なぜこの場所に来たのか?」と問いただされると、そこにクリスがやってきて、「彼女は夢遊病なんだ」と言うと、その場を切り抜ける事ができた。
そして、再び寝床に就くと、そこには再び「何か」がやってきた・・・
時は1998年に戻る
大人になったクレアが目を覚ますと、大きなトレーラーの助手席に座り、眠っていた。彼女はヒッチハイクをしてラクーンシティにいる兄のクリスに会うべく、向かう途中だったのだ。
途中、運転手がクレアにちょっかいを出そうとしていると、前方を見ていなかったため、女性を轢いてしまう。そのため、クレアは警察に届けるべく対処しようとするが、姿を消してしまう。
そして、運転手の飼い犬は女性が倒れていた場所に向かい、地面についた血をなめてしまう・・・
その後、ラクーンシティに到着したクレアは車を降りて、運転手と別れる事に。暫くすると飼い犬は興奮した様子で運転手に襲い掛かり噛みつくのだった。
レオン・S・ケネディ登場
新人警官のレオンは、泥酔していたのか、部屋で眠っていた模様。目を覚ました後、喫茶店に向かうのだが、そこでもウトウトしていたため、その場に居合わせていたクリス・クレア・ジルの3人にからかわれていた。
また、勤務先の先輩職員らしき人物達に過去の失敗(パートナーの尻を撃ってしまった事)をいじられていた・・・
その後、喫茶店の店主と会話すると、目の色がおかしいことに気づくのだが、店主は気にも留めていない様子だった・・・
クリス宅にて
クレアは、クリス宅に到着すると、隣人の子供が窓越しに彼女を眺めていることに気づく。そして、挨拶しようとすると母親らしき人物が、子供に挨拶をやめさせようとするのだった。
そんな様子を疑問に思う彼女だったが、クリス宅の施錠されたドアをナイフでこじ開けて部屋に入る。部屋を物色していると、背後にクリスがやってきて数年ぶりの再会を果たすが、感動の再会を果たす余韻に浸る間もなく、クリスは職務の為外出することとなる。
クリスが外出すると、部屋の中に何者かがやってくる。なんと、先ほど見かけた隣人の子供でどこか怯えた様子だった。クレアが話しかけると、向かいの窓を破って母親らしき人物がゾンビ化して襲い掛かってくる。
なんとか難を逃れたクレアは、その場を立ち去るのだが、実はアンブレラ社のブラックボックス化した闇を暴く為といったもうひとつの理由もあったのである。
警察署にて
一方、クリスは職場(警察署)の事務所にて談笑中だった。そんな折、職場に馴染めない様子のレオンも出勤してきた。
そして、空き家だったはずのスペンサー邸にて死体が発見されたということで、クリス・ジル・ウェスカーの3人は調査に向かうこととなる。
クレアはクリス宅にて調達したバイクで単独行動中。
スペンサー邸にて
クリス・ジル・ウェスカーとその他同僚の4人は、スペンサー邸に向かい二手に分かれて先に進んでいくのだが、大量のゾンビに襲撃されて苦戦を強いられてしまい、うちひとりは帰らぬ人となってしまう。
また、洋館内にはスペンサー邸に向かう際のヘリの運転手や同僚らしき人物までもがゾンビ化していて一行は危機に瀕していた。
そんななか、何者かによって情報提供を受けていたウェスカーがジルを裏切って単独行動に走ってしまう。
ウィリアムとはいったい?
実は、クレアがバイクで向かった先の道路で、過去に彼女が育てられた養護施設の責任者?!のウィリアムと鉢合わせになっていた。
彼は、自分が創ったウィルスを、ラクーンシティの崩壊と共に失う事を懸念していたのである。その為、研究所にウィルスを取りに行く必要があったのだ。
その後、ジルを裏切ったウェスカーが研究所のフロアに入ると、ウィリアムはウィルスを持ち帰る準備をしていた。
ウェスカーはウィルス奪還を目的としていたため、ウィリアムと撃ちあいになってしまう。その結果、ウィリアムは重症に瀕してしまうのだが、彼は密かにG-ウィルスを自分に撃っていたため蘇生するのだった。
警察署にて
署長はラクーンシティの危機を察知して、残されたレオンに警察署長のポジションを譲るという無茶ぶりをして、街から逃亡を謀ろうとしたのだが、アンブレラ関係者と思われる人物から銃撃を受ける羽目になり、結果的に追い返されてしまう。
渋々警察署に戻る途中、駐車場にてゾンビ化した犬に襲われるのだが、間一髪のところでクレアによって危機を回避することができた。
警察署の周りには、ゾンビ化した住民たちに覆いつくされた為、逃げ場がないものと思われていたが、警察署内にある武器を調達した後、クリス達と合流するために、署長がスペンサー邸までの抜け道を案内することとなり先へと進む。
スペンサー邸に向かう途中で
スペンサー邸に向かうクレア一行。途中、彼女にとっては懐かしくも忌々しい思い出のある養護施設にたどり着く。
すると、いきなり禍々しいバケモノ(リッカー)が現れて襲い掛かってくる。そんな折、もう一体のバケモノが現れる。なんと、元同僚?!のリサ・トレヴァーだった!
リサとクレアは不思議な関係だったのだが、モンスター化していてもクレアに対しては友好的に接している間柄だったのである。
リサは、持ち前の怪力?!でリッカーを羽交い絞めにして、顔面を真っ二つにしてしまう。その後、なんとスペンサー邸に向かう為の抜け道に繋がる鍵を渡すといった、ゲームでは考えられないほどの味方ぶりを発揮するのだった。
先に進むと部屋があり、そこには映写機があった。映像を観た途端、彼女は辛い過去を思い出したのか取り乱してしまう。
そもそも、クレアとクリスが育った養護施設というのは、飽くまでも表向きはという意味であり、実際にはウィルスの実験や研究の場だったのである。だから、クレアはそのことを知ったために失踪していたのだった。
ウィリアムがモンスター化する
ウェスカーの銃に撃たれたウィリアムだったが、ウィルスの影響でモンスター化していた。最初、クリスと一騎打ちとなるが、苦戦するクリス。
絶体絶命の危機に瀕したと思われたその時、ライフルをぶっ放すクレアに救われることなり、事なきを得た。
そして、クレア・クリス・レオン・ジル・シェリー(ウィリアムの娘)の5人は無事合流して、脱出を図ることに。
5人は、急いで先にある機関車に乗るのだが、途中でストップしてしまい、再び姿を変えて復活したウィリアムに襲われてしまう。
しかし、機関車内にあったロケットランチャーをぶっ放したレオンによって、無事ウィリアムは討伐されたのである。
最後に
アンブレラ社の報告書によると、ラクーンシティの生存者は0名となっていたが、ウィリアム討伐後に、徒歩で出口まで歩いていく5人の姿があった・・・
エンドロール後
色々あって亡くなったと思われていたウェスカーが、何故か生き返っていた。すると、エイダ・ウォンと名乗る女性が彼の目の前に現れていた。
どうやら、エイダがウェスカーにウィルスらしきものを注入していたようだ。その影響なのか、サングラスをしないと落ち着かない様子。
いったいエイダの目的とは?
【バイオハザード/ウェルカムトゥラクーンシティ】感想
結論から言うと、ゲームをやったことがある方や「ミラジョボビッチ版」を観たことがある方は物足りなく感じるかもしれません。
その一方で、ゲームや「ミラジョボビッチ版」を観ていない方は、ひとつの「ゾンビ作品」として楽しめるかな?と思いました。
全体的には既視感あるストーリーのなかで、変化をつけるために敢えて1と2をミックスした内容にしたのかもしれませんね。
個人的には、ジルとレオンが蚊帳の外というか、サブキャラ扱いだったのが寂しく感じました・・・いっそのことクリスとクレアを主人公にして他はサブキャラにしていたほうが印象に残ったかも?!
また、「ミラジョボビッチ版」と比較すると、ホラー要素を重視したかったのか、アクション要素が控えめなのも物足りなさを感じた要因でしょうか?
意外なところでは、リサ・トレヴァーがクレアの味方になって、リッカーを退治したところでしたね^^彼女なら勝てるでしょうから違和感はなかったです(笑)
エンドロール後にも続編を期待させるオマケ映像がありましたが、興行成績次第だと思うので、既存ファンをどれだけ納得させられるかに注目したいところかなと。