もう連載は終わってしまいましたが、映画「無限列車編」の公開を控えた時に、週刊少年ジャンプにて、3週連続にて煉獄杏寿郎の過去を描いた特別読み切りを読む事ができます。
この記事では、その読み切りの第一弾にあたるストーリーのネタバレや感想をまとめていきたいと思います!
鬼滅の刃の本編では、「柱」のメンバーとして猗窩座と激闘の末に残念ながら亡くなってしまうものの、炭治郎・善逸・伊之助達に対してよき先輩でもあり、指導者でもありました。
特に炭治郎は、杏寿郎の意思を継ぐものとして、劇中での活躍ぶりには驚かされたものです。
特別読み切りでは、そんな杏寿郎の意外な過去を描いた物語となっています。
【鬼滅の刃】特別読み切りネタバレ
鬼滅の刃:「ジャンプ」に吾峠呼世晴の新作読み切り 煉獄杏寿郎の初任務描く https://t.co/5BivEU87Xg
— MANTANWEB (まんたんウェブ) (@mantanweb) September 24, 2020
父親に鬼殺隊を反対される
ある日、鬼滅の刃の本編にも登場した、先代の炎柱・槇寿郎が、息子の杏寿郎に対して、千寿郎とともに
「たいした才能は無い」
「くだらん夢を見るな」
「炎柱は俺の代で終わりだ」
と、引導を渡すかのような発言をする。
杏寿郎は、そんな父に対して反論することはなかったが、心の中では「夢をかなえるための努力」や「誰かの力になりたい」という思いには、無価値なのだろうか?と疑問を抱いている様子。
父の真意と仲間を案ずる思い
そんな折、任務に出かける前に、自宅の庭で素振りに励む弟の千寿郎に対し、稽古に打ち込む様子を「素晴らしい」「何も恥ずかしいことは無い」と激励の言葉を投げかけると、感激した様子の千寿郎は、「兄上みたいになります」と言葉を返される。
そんな弟の言葉を聞いた杏寿郎は、過去に最終戦別で生き残った仲間に言われた、「貴方みたいになりたいです」という言葉を思い出していた。
それと同時に、そんな仲間に対して「死んでほしくない」という気持ちが芽生え、その気持ちが父が自分たちに対して冷たい様子だった事と重なっている様子。
鬼討伐の現場にて
杏寿郎が任務の為に鬼のいる橋に到着したときには、鬼殺隊のメンバーが既に9人も◯されていた。生き残りはたった一人で、鬼殺隊ではない一般の女の子?!だった。
また、◯された鬼殺隊メンバーの中には、最終戦別にて生き残ったメンバーもいたのだった・・・
敵は笛を吹き、その音色は神経を麻痺させるというもので、それに加えて狼も襲い掛かってくる。
しかし、杏寿郎は戦いのはじめに両手で耳を叩き、鼓膜を破ることで笛の音色を聞くことなく反撃することができ、無事鬼を退治することができた。それがわかったのは、死んだ仲間が指文字で鬼の能力を示してくれていたからだった。
そして、生き残った子供を抱きかかえながら、死んだ仲間に対して「君たちのような立派な人に、いつかきっと俺もなりたい」と、誓いを立てている様子だった。
【鬼滅の刃】特別読み切り感想
柱メンバーの過去は、あまり描かれていなかったように思うので、今回の読み切りのような杏寿郎の意外な一面を見る事ができたのは、良かったなと思います。
父の槇寿郎が鬼殺隊になることを反対していたのは意外だなと思いましたが、それは息子たちの安否を願っての事だったのかなと思うと、ぶっきらぼうな一面がありながらも、鬼殺隊の任務が大変なことを良く知っているからこそのやさしさだったのかなと思いました。