この記事では、ドラマ「PICU」第9話のネタバレを含むあらすじと感想をまとめていきます。
【PICU】9話ネタバレを含むあらすじ
息子の気持ちを汲み、検査を受ける為、東京へとやって来た志子田南。武四郎は、東京ならば何か良い治療方針が見つかるのではないかと淡い期待を抱いていたが、結果は北海道の病院と同じであった。母親の癌は多発転移しており、寛解する見込みは無い事を告げられる。
現実を受け入れられず、武四郎は、更なる大きな病院へ向かおうとするが、母親の意向でバスで東京観光をする事となる。息子の様子を見て、南は検査の結果が良くない事を悟っていた。その為、少しでも楽しい思い出を作ろうと考えていた。
宿泊先で食事する中、武四郎は、母親に癌の治療をしない理由を尋ねる。すると南は、武四郎の父親が癌で亡くなった事を明かす。余命半年と宣告されて抗癌剤治療を始めるが、激しい嘔吐や髪が抜けるなどの副作用が起き、しまいには食事も取れなくなり、妻にあたるようになっていた。
優しかった夫の姿はそこには無く、そのすぐ後、父親は息を引き取っていた。話を聞いた武四郎は、昔ほど副作用が強く無い事を説明するが、南は、自身の癌が治療出来ないほど進行している事を理解しており、残りの余生は自宅で過ごしたいと考えていた。
その後、南は、札幌に戻ってから1週間も経たないうちに亡くなってしまう。葬儀にはPICUのメンバーも参列をする。喪主を務めた武四郎は、誰もいなくなった葬儀場で、母親の遺影をじっと見つめていた。久々に職場に復帰をした武四郎だったが、毅然と振る舞う姿が余計に皆んなを心配させるのだった。
そんな中、PICUに急患が搬送されて来る。奥野紀來9歳で、喘息の発作が酷く、呼吸が上手く出来ていない状態であった。レントゲン検査の結果、肺は真っ黒になっており、肺が過膨張となっていた。命に関わる為、慎重に呼吸管理が行われる事となる。
目を覚ました紀來に状況の説明をし、父親が病院に向かっている事を伝えると突如、帰ると暴れ始める。紀來を落ち着かせる為、薬を投与し眠らせる。搬送時の紀來の容体から考えると24時間前から発作が起きていた事がわかる。
紀來は、父親と2人暮らしでネグレクトの可能性を疑うが、体に虐待を疑わせるような所見は見当たらずにいた。児童相談所に通告履歴が無いか調べる中、病院に父親が到着する。父親は、娘を大変心配した様子で、紀來は父親に心配をかけまいと笑顔を見せていた。
植野元に話を聞かれた父親は、虐待を否定する。その後、紀來に再び発作が起こってしまう。処置を行い紀來の容体が落ち着く中、武四郎は、紀來の発作が放置されていた理由に気づく。紀來は、父親が家事や仕事に奮闘する姿を見て、迷惑をかけまいとして発作が起きているのを隠していた。
父親は朝髪を結ってくれたり、大きいおかずをくれたりと大変優しく、そんな父親が大好きだからこそ、紀來は苦しいのを我慢していた。そんな紀來に対して武四郎は、今度同じ事が起きた場合は、父親にきちんと話すようにと伝える。
父親にとって一番悲しいのは、娘が苦しい思いをしている事を知らずにいる事だと伝えられ、紀來は次からは父親に伝える事を約束するのだった。翌朝、父親は、こんな事態を招いてしまったのは自分のせいだと娘に謝るが、紀來は首を横に振り、早く元気になる事を伝えるのだった。
その頃、函館の病院では、小松圭吾に久々に会えるとして、笑顔で病室を訪れる藤原優里の姿があった。しかし、そこにいたのは話す事が出来なくなり、何の反応もしなくなった圭吾の姿であった。優里はショックを受け、1人で丘珠病院のPICUに訪れ、武四郎に涙ながらに圭吾の事を訴えるのだった。
しかし、今の武四郎には何もする事が出来ず、ただ頭を下げて謝る事しか出来なかった。自身の無力さに武四郎は、打ちのめされるのだった。
翌朝、植野の元に札幌共立大学病院の救急科科長の渡辺純から連絡が入り、PICUを譲ってくれさえすれば、ドクタージェットを常駐させられる事を伝えられる。電話を切り、自身のデスクに向かうと退職願がの封筒が置かれており、そこには武四郎の名が書かれていた。
【PICU】9話感想
親子の夕食シーンが印象的でした。
「病院じゃなくて、家で、武四郎を頭に焼き付けながら逝きたい」
「自分の死に方は、自分で決めたい」
残される側としては1日でも長く生きて欲しいと願ってしまうが、“その人らしく”最期を迎えることが大事なんだと改めて考えさせられました。— あや (@bikyaman) December 5, 2022
冒頭から涙が止まりませんでした。しこちゃんも心が限界ですよね😭毎話、泣き笑いの志子田親子のシーンは見応えがあり、大竹さんと吉沢さんのメイキングは癒やしでもありました。正直、おふたりの掛け合いもっと見ていたかったです😢
— るぴ (@ry_sweet_213) December 5, 2022
これまでで一番悲しい回でした。食事シーンのお二人の演技は私の想像を超えていました。ドクターであれば一度は壁にぶちあたることもあるでしょう。でも武四郎の哀しみはついに限界に来てしまったように思います。病室の圭吾君の姿にただもう涙が止まりませんでした。
— Jasmin (@agatsum05277893) December 5, 2022
今日は色んな事を思い出す内容だった。
藤原優里 役の稲垣来泉さん、そして今週も吉沢亮さんと大竹しのぶさんのやり取りが素晴らしすぎて涙なしには見られませんでした😢
真に迫れば実際に体験した人の心の琴線に触れる。みゆきさんの言葉の世界と共通します。
PICU本当に良い作品。シリーズ化を希望!— つちかべ (@Tsuchi_Kabe) December 5, 2022