この記事では、ドラマ「PICU」第8話のネタバレを含むあらすじと感想をまとめていきます。
【PICU】8話ネタバレを含むあらすじ
藤原優里が、闘病を続ける小松圭吾に思いを馳せる中、圭吾の容体が急変し、医師達は心配蘇生を行っていた。何とか一命を取り留めたものの、次に同じような事が起こった場合、命を落とす危険があった。
そんな中、PICUに急患2名の受け入れ要請が入るが、そのうち1人は、心停止していた。救急搬送するよりも現地に向かった方が早い為、志子田武四郎は、東上宗介、矢野悠太と共にドクターカーで現地へと向かう。現場に到着すると男児2名が倒れており、1名は意識があり、必死に救いを求めていた。
東上が必死に心臓マッサージを行う中、救急車が到着する。脳にダメージがある恐れがあった為、1名は、丘珠病院のPICUへ搬送される。急患の名前は後藤光で、硬膜外血腫と脳挫傷を合併しており、緊急手術が行われる。もう1名の急患の名は矢本大輝で、消化管穿孔をしていた為、開腹手術が行われる。手術後、2人はPICUへと運ばれる。
光は、心停止の状態が10分以上続いており、脳へのダメージが心配された。大輝が目を覚ます中、隣にいた光の母親が大輝に対して怒りを露わにして騒ぎ立て、医師達が制止に入るのだった。
その頃、北海道知事の鮫島立希は、浮かぬ表情を浮かべていた。札幌共立大学病院の救急科科長の渡辺純に丘珠病院と協力し、ドクタージェットを常駐させる話を持ち掛けたのだが、条件として札幌共立大学病院の准教授を丘珠病院のPICUの科長にするように要求されていた。それは現在、科長の植野元を退けるという意味であり、鮫島は首を縦に振る事は出来なかった。
一方、PICUは、人材確保に成功したものの、過酷な労働環境の為、辞める者が相次いでいた。綿貫りさと羽生仁子は、踏ん張り時だと互いに鼓舞し合うのだった。意識を取り戻した大輝は、未だ目覚めない光をこんな状態にしてしまったとして、自身を責め続ける。1人涙を流す大輝に圭吾が声を掛け、元気をもらうのだった。
一方、光の母親は、息子がこのまま目覚めないのではないかと不安になっていた。すると綿貫は、目を覚ます事を信じて声を掛け続けるように伝えるのだった。圭吾の容体が再び急変するが、感染症の原因を特定する事が出来ず、いつ何が起こってもおかしくない状況であった。その為、親に対して終末期の過ごし方についての説明が行われる事となる。
武四郎が悲痛な想いを抱える中、目を覚ました圭吾からお願い事を頼まれる。もし自身が亡くなった場合、光に自身の体を提供したいと考えていた。その翌日、光は長い眠りから目を覚ます。その一方で、息子の容体を聞かされた両親は涙し、出来る事なら函館の自宅に帰してあげたい事を望む。両親への説明を終えた後、武四郎は圭吾の事を思い浮かべ、1人涙を流すのだった。
その後、両親の希望通り、圭吾は函館に帰る事となる。その話を知った圭吾は、自身に死期が迫っている事を感じ取る。そして、武四郎に真実を教えて欲しい事を伝えるが、武四郎は、感染症が治れば回復の兆しがある事を伝える。その言葉を聞き、圭吾の目からは涙が溢れ出す。自身が死ぬのでは無いかと不安を覚えていたのだ。
圭吾に笑顔で接する武四郎だったが、その胸は張り裂けそうになっていた。そんな武四郎に植野は、圭吾の両親が終末期に向き合えたのは、やれる事は全てやったからだと声を掛ける。帰宅した武四郎は、母親と食事をする中、圭吾の話をする。
そして、植野の言葉を思い出し、諦められる時間が自分に必要である事を打ち明ける。そして、母親に土下座をして、一度だけ東京の病院で検査を受けて欲しい事を伝える。息子の悲痛な思いを聞き入れ、南は検査を受ける事を承諾するのだった。母親の言葉を聞き、武四郎の目からは涙が溢れ出す。
【PICU】8話感想
終末期なんて言葉が出てくるなんて圭吾君が自分の命を無駄にしたくないと訴える姿、死への恐怖を訴える姿に涙が止まりませんでした。真っ直ぐな志子田先生のつく嘘が辛くてでも先生の成長を最も感じた回でした。危なっかしいしこちゃん先生がもはや懐かしいです。
— あおい (@r_aaa_eee) November 28, 2022
上手く言えないのですが…人の優しさが描かれる素晴らしいドラマであってドラマだけではない、こういう現実があるんだ、家族を失う人達の思いやその時までの過ごし方、医療従事者の方の無念、そういったものまで教えくれる素晴らしい作品だと思います。
毎回泣くのですが毎回色々な意味の涙が流れます— 苺もち (@ichigo12mochi) November 28, 2022
第8話も、様々なセリフひとつひとつが心に沁みた回でした✨
圭吾君について、「やれる事はすべてやったから、、」と言う植野先生からの言葉を受けて、しこちゃん先生が南ちゃんに「母ちゃんの事諦められるだけの時間を下さい」と頭を下げるシーンが1番印象的でした— そら (@yszwry030en) November 28, 2022