【ハヤブサ消防団】9話最終回見逃し配信を無料視聴する方法

ラストが太郎にとっては、救いがあって良かったです。毎話がかなりドキドキしたし、ハラハラするから本当に面白いドラマでした。太郎と彩の恋愛がしっかり描かれていて、コメディ部分もありバランスが良かったです。内容は、ただの地方移住の話だけでなく、カルトのリアルが描かれて、濃かったです。消防団のおじさん達のキャスティングも最高だったし、中村倫也の語りの演出は最高でした。ロケのシーンが多くてスケール感やリアル感があり見応えがありました。ラストのカルトがなくならない感じは、震えました。

三馬さんのように根気よく説得してくれる存在がいたから、立木さんはギリギリで自分を取り戻すことができたけれど、洗脳を解かれていない元アビゲイル信者たちは、新たな聖母・アビーを作り上げて信者を増やそうと着実に勧誘し続けていた。それがカルト宗教の恐ろしさでもあると思えたし、わざわざ新アビーが三馬さんの本を持って現れたのも、ユートピア計画を諦めていないというメッセージに受け取れて、杉森が出所したらまた計画が遂行されるのではないかとの不安を拭い去ることができませんでした。

住職がハヤブサにアビゲイルを受け入れたことに最初は怒りも感じたけど、可哀想な展子ちゃんを救えなかった無念を思うと、これは仕方なかったなと。アビゲイルを盲信していた彩さんが、三馬の小説で説得されるまでが少しあっさりしていたけど、それだけ三馬の愛と熱量が強かったのだなと納得。しかし聖母にさせられようとしていた彩さんが普通に三馬の家に帰ってきていて、大丈夫なのかなと思ったらやっぱり真鍋が銃を突き付けてきて、むしろ二人共よく死なずに済んだなと思ってしまった。カルトは怖いよね。アビゲイルは何回でも復活するのかもしれないけど、とりあえずハヤブサが元の平穏な村に戻ってよかった。

某宗教団体のように、結局宗教ってそれを信じ続ける人がいたら、一生無くなることはないってオチは怖かったけど、太郎くんの彩さんへの想いや、彩さんの太郎くんへの想いがあったからこそ、みんな救われたんだと思います。彩さんの言葉でみんな目が覚めて去っていく中、やっと終わったと空を見上げる映子さんの後ろ姿が素敵でした。本当にアビゲイルのせいで色々とあったけれど、後半のどんどん伏線回収されていくところも面白かったし、ハヤブサ分団のみんなが楽しくて好きですね。

彩もアビゲイル教団の多くの信者も、純粋に聖母を信じ平和にくらしたかったのだと思います。でも、杉森は人々を操り、真鍋は◯人も犯していたので怖いと思いました。彩はそれに気づかないふりを続けるのかと心配しましたが、太郎の言葉を信じることができて良かったです。展子の生涯は悲しいものでしたが、ハヤブサの村を守りたい気持ちが強かったので、幻想として何度も現れたのだと信じたいです。太郎は最後まで彩を助けたのが感動的でした。本も売れて彩との生活も実現すると思いたいです。でも、またアビゲイルが復活しそうで不気味でした。人の弱さと結びつきを考えされられました。

宗教が壊れはじめている昨今、示唆的な言葉に納得しました。ユートピアを作ると言うのが宗教団体の目的ですが、本当のユートピアは心の中にしか無いと言うのが腑に落ちました。組織を作ることによって支配が生まれ矛盾が引き起こされのは宗教団体の決定的な欠点です。幸せは外にはありません。個人の心の中にしか無いのでしょう。それにしても、中村と川口がハッピーエンドで本当に良かった。中村が死んだらどうしようと心配してしまいました。

すっきりとした終わり方でほっとしました。太郎がこんなにも彩のことを大切に思っていることに感動しましたし、太郎の優しさに涙が出そうになりました。自分なら裏切られていたと分かった時点で、もう関わりを持ちたくないと思ってしまいます。彩が太郎を信じる選択をしたとき、思わず拍手してしまいそうになりました。最後の最後で真鍋にドキッとさせられましたが、太郎が無事で本当によかったです。俳優陣の演技が終始素晴らしく、常に緊張感の漂う夢中になれる作品でした。

アビゲイル教団の事は怖い集団といった印象でしたが、太郎がどんどん謎を突き止めてくれたのでその成り立ち等理解が進み、やっと落ち着いて見て行く事ができたのが良かったです。また、住職と「聖母」との出会いとその悲しい人生が分かって、誰もが普通の人間であり杉森や真鍋みたいな悪いヤツらに利用されていたというのが腹立たしかったです。彩の心にも太郎の真剣な気持ちが伝わって、改心できてほっとしました。ただ最後のシーンで、また新たな教団が出来そうなところは現実世界でもこんな感じなんだろうなぁとモヤっとしてしまいました。

太郎と彩の関係に注目して観るとドラマが面白くなると感じました。ハヤブサ消防団は、儀式を阻止しようと一致団結しているシーンは、とても印象に残り、良いと思いました。ハヤブサは教団に乗っ取られてしまうのか気になってドラマを観ることができました。中村倫也さん演じるミステリ作家である三馬太郎の活躍するシーンに見どころがありました。最終回として、感動を得られるシーンがが多く含まれていて、とても良かったと思いました。

カルト教団の思考にドップリと浸ってしまっていた彩だけに作家の太郎の言葉ではなかなか洗脳は解けないだろうとヒヤヒヤしながら見ていましたが、ちゃんと伝わり彩自身で考えて解放された流れにホッとさせられました。
怪しい部分が感じられた住職は展子のことをよく知っていたのに救えなかったとする懺悔の行動であったのが切なく、ヤバい事を仕出かすカルトの方が救ったように思わせる見せかけのテクニックを持っていたとよくわかり、全てが明らかになったのにアビゲイルは存続して新たな聖母を生み出す所には怖くなりました。
日常を取り戻した太郎たちの雰囲気はとても良かったのですが、信者となっていた省吾がいないのはやはり寂しいです。