波佐間永介・通称エースが新作ケーキを作り終える中、常連客の嶋崎水面がケーキを購入しにくる。嶋崎からの猛アピールに波佐間がタジタジとなる中、依田沙姫・通称エースがケーキを購入しにやって来る。札の裏にはSDが隠されており、エースはパソコンで確認を行う。
そこには警視庁特務捜査課の映像が映し出されていた。千代田医科大学病院では、仮面ドクターズの話で持ちきりとなっており、その事に対して院長の娘の剣持玲於奈は不機嫌となってしまう。下山田譲・通称ジョーカーが打ち合わせを終えて自身の部屋へ戻ると、何故か占い師が来ていた。
ジョーカーに女難の相が出ていると忠告をしに来ていた。占い師の予言通り、別れた妻が息子を連れてやって来る。妻は、息子の受験が失敗してしまったと肩を落としており、離婚が原因となったと考えていた。いくつも不合格となる中、唯一裏口入学が出来るとして城和大学附属小学校の名を上げる。
しかし、入学するには2億円もの金が必要であり、ジョーカーは、そんなお金は無いと断るが、元妻は父親としての責務を果たすようにと折れずにいた。元妻と息子が帰る中、そこにはクイーンと白瀬剛人・通称スペードの姿があり、ジョーカーはすがるような視線を送るが、2人は無理だとして視線を逸らすのだった。
思い悩んだ挙句、城和学院大学の坊城寛理事長の元を訪れ、裏口入学の件のお願いに上がるが、坊城の息子康之が姿を見せ、定員オーバーだとしてジョーカーの事を追い返すのだった。康之は、父親の方針を良く思っておらず、正規入学のみ行うように説得にあたる。
しかし、経営を第一に考える坊城の考えは変わらずにいた。そんな中、坊城は体調を崩し、持っていたグラスを床に落としてしまう。隠しカメラで様子を見ていたエースは、坊城の抱える病に気づく。坊城は、肝内胆管がんステージⅣで複数の臓器に転移が見られ、余命僅かな状況であった。
そのタイミングを見計らい、ジョーカーは坊城の前に姿を見せ、自分達ならば手術で治せる事を告げる。坊城は、2億出すと話すが、ジョーカーはそれ以上を望み、交渉は決裂となる。坊城が役員会議に参加する中、康之から不正の件が明日記事となる事が伝えられる。
そして、坊城は、全員一致の採決まで理事長を下ろされてしまう事となる。エースが坊城が助けるに値するかを調べる中、スペードが坊城病院プロジェクトの資料から、ある事に気づく。自身の余命が残り2ヶ月だと知った坊城は、坊城病院を完成させるべく、いろんな人に会いに行く。
坊城は悪どい事ばかりしていると思われたが、僻地への病院建設を予定しており、沢山の患者の命を救おうとしていた。自身の理想を達成する為には莫大な資金が必要で、その為、坊城は金儲けに執着していた。この事を知った仮面ドクターズは、坊城の理想を皆んなに伝える為、動画配信を行う。
突如、始まった配信に康之は困惑する。そして、父親が医療格差の無い世界を作る為、1人奮闘している事を知る。家庭を顧みない坊城であったが、態度とは裏腹に家族を大切に思っていた。皆から拍手喝采を受ける中、坊城はその場に倒れてしまう。
自身の考えが間違っていたと気づいた康之は、ジョーカーに父親の命を救って欲しいと懇願する。坊城に生きる価値があると判断したエースはクイーンと共に坊城の手術を始める。
しかし、坊城は瀕死に近い状態で、手術中に心停止してしまう。エースが必死に心臓マッサージを行うと心拍が再び動き始める。危機的な状況でありながらもエースは見事難易度の高い手術をやってのける。
エースが坊城を助けた背景には、かつてアメリカのスタンフォード大学で修行させてもらった恩もある為だった。治療費として10億円を要求するエースに対し、坊城は、こんな形では無く、もっと多くの患者を救える道があると諭す。しかし、エースが今のやり方を変える事は無かった。
【Get Ready!】2話感想
※この情報は2023年1月8日時点の情報です。最新の情報は、現在と異なる可能性がありますので公式サイトをご確認ください。