【相棒21】12話見逃し配信動画を無料視聴＆再放送情報

あんなに豪邸に住んでいる武志くんなのに、南野さんと出会うまで、怒ったり泣いたりしてくれる人はいなかったからとの告白に胸が痛んだ。喧嘩ばかりしている父親のことなんて、いなくなっちゃえばいいんだと言いながら、心の中では求めているのは子供なら当たり前。南野さん自身もブラック企業に務めていることもあったんだろうけれど、自身の子供時代と重ねて、たまたま訪問販売で出会っただけの武志くんをほっておけなかったんだろうなと、この経験を子育てに活かしてほしいなと思いました。

南野さんは自分のことを自分勝手な駄目人間って思い込んでいたけれど、武志くんのことを昔の自分に重ねられたからこそ、独りぼっちだった武志くんを救えたんでしょうね。それにそもそも他人の子なのに、あそこまで体張って助けられたんだから、十分南野さんは凄い人だったと思うし、自分の子供を愛せないかもしれないっていうのも、黙って彼女さんに産ませてから言うのではなく、妊娠が分かって真剣に考えられたんだから、やっぱり根は真面目な優しい人だったんだろうな。

他人連れの題名の通り、父と少年の2人連れが事件に関わっていました。右京と薫は2人に偶然出会い、すぐに違和感を感じ、事件に結びつけたのはさすがです。ふた手に分かれて調べる呼吸もぴったりです。南野にまかれてしまった薫に、右京は皮肉を言いますが、薫がすかさず言い返して、やり取りが絶妙で嬉しかったです。少年の父を助けた南野が子どもが嫌いと言いながらも親身になったのを右京が認めたことで、きっと良い父親になれると思いました。薫が正式に警察官に戻ってすぐの事件は、以前の相棒を思い出し、懐かしさを感じました。

ひょんなことから右京たちがかかわった偽の親子、特に父役の南野のおどおどするような様子が少々ほほえましかったです。2人を尾行して学校に行った亀山が学校関係者から捕まえられてしまう場面は思わず笑ってしまいました。いつものように徐々に関係者の関係が明らかにされてくると、面白みが増すようでした。優しそうに見えて、実は悪人化と感じていましたが、本当に南野がいい人だったことが分かると、とても胸の中がほっこりとしました。南野と三雲とのラストシーンはとても印象的でした。

都内のアパートで住人が刺殺される事件が発生していて、大変な状況に感じられました。被害者の人物が半グレのメンバーであり、どんな理由で殺害されてしまったのか考えてドラマを見ることができました。事件について推理していくところに相棒の面白さがあるように感じられました。子供連れの親子が逃げていく様子という言葉にヒントがあるのか考えてドラマを見ていました。水谷豊さん演じる右京の活躍するシーンに期待してドラマを見ることができました。

親子だと名乗っていた二人が車に乗っけて貰う時から親子じゃないのは明らかでしたが、男の子の方が積極的で、連れ去られたようにも見えずどんな関係なのかが不思議で見入ってしまいました。シーズン21の相棒は謎を解き明かす内容が多くて飽きなくて面白いですね。たけし君が男性といて楽しそうだったのは寂しくて勧誘に来た人と仲良くなったからというのもちょっと切ないですが、たけし君が男性を助けて、今度はたけし君を助ける為に逃げずに飛び込んできた所、二人の絆を感じました。父親のような気持ちになってくれた人がいてたけし君も嬉しかったでしょう。相棒の二人が出会って時はかなり経ちましたがまだまだ二人は衰えてないですね。

◯人事件現場で見かけたという親子のような二人。杉下右京と亀山薫と出会う偶然も上手く出来ていて、すぐ物語に引き込まれました。犯人は予想外の人物。最後までハラハラさせられあっという間の一時間でした。仕事で訪れただけなのに最後まで武志を気にかけて守り続けた南野。パッとしない人生を送ってきた男に、その太った体形も似合って説得力がありました。演じた駒木根隆介はちょっとお笑いタレントのような風貌で笑顔が魅力的。いつか松尾諭のような俳優になるかと期待します。薫と美和子の喧嘩も、たわいもなくて好きなシーン。美和子には怒られたけれど、好きな甘栗を買って仲直りと考える薫の素直な優しさに癒されたラストでした。

少年と冴えないおじさんから始まるシリーズでよくある右京と薫がたまたま遭遇するコミカル系な事件かと思いきやラストにはウルっとくるような展開が待っていました。少年とおじさんのそれぞれの答えのようなものが描かれており、見ていてよかったと思えるような最後になっていたので面白かったです。また、中盤で右京と薫がそれぞれ「以前だったら」の話をするエピソードがこのシリーズの長さを改めて感じるシーンで楽しめました。

見た感じ普通の親子にしか見えないのに親子を乗せた場所から何かを疑ってかかる右京の洞察力というのがこのドラマの好きなところなんだよなと感じました。今回のストーリーは本当の親子でない二人が何故、一緒にいるのかどんな真実が隠されているのかなどどう進展していくのか見ごたえがありました。徐々に真相が見えてくる展開も推理しがいがあったし南野に逃げきられた亀山に右京が昔の君なら追いついたんではという嫌味が炸裂する場面も印象的でした。それに対しての亀山の返しも秀逸でこの二人のやりとりは相変わらずセンス抜群でした。

通り掛かった右京と亀山に自動車に乗せてもらえるだけで十分得をしているのに、ホットドッグまでを貰ってしまう武志のちゃっかりした思考は面白く、更に南野の分までもらうとは爆笑させられ、この時点で親子ではないと分かりやすい演出は最高でした。
南野の自己肯定感の低い印象ながらも武志のためとなると勇気を振り絞る行動は立派ながらも、右京と亀山を信じていれば物事はもっと素早く解決できたのにと思ってしまい、なんとか上手く解決となりましたが南野には恋人の亜紀を今度こそは幸せにしないといけない立場であり、勇気を出して歩み始めるのはこれからだなと思いました。